始まりは、鎌倉の小学校と愛媛の農業高校の普通の交流でした。誰にでも身近な「食」をテーマに、高校生が、学んだことを小学生に伝えるというごくシンプルなものでした。それがインターネットや携帯電話を使ったバーチャル交流を続けていくことで、小学生と高校生の距離は次第に縮まり、ついにはお互いの地を訪れるリアルな体験交流にまで発展しました。
 

 愛媛の田舎で日常とは違った異次元の生活をすごした子どもたちは、それまでにない豊かな学びを体験し、保護者が驚くほどの成長をしていきました。私たちはこの貴重な体験交流を継続していこうと「都会と田舎を結ぶ食育ネット(=食育ネット)」を組織しました。
 
 「食育ネット」の主役は、子どもたちであり、学生スタッフです。都会から田舎を訪れる子どもだけではなく、都会の子どもたちをもてなすのも地元の高校生、大学生です。大人のスタッフは、子どもたちの活動を高校生・大学生を通して見守り、支援しています。
また、地域の多くの方々の協力も受けて活動を続けてきました。
 
 
 2010年、食育ネットの活動は大きく飛躍しました。これまでの大人スタッフによる運営に学生スタッフが大きく加わり、フィールドもこれまでの地域に限定された体験活動から、多くの地域の方の協力により、山・里・海のつながりを考えた体験活動に進化させることができました。具体的には、これまでの愛媛の南予地域の入口(内子町)での里山の体験から、愛媛の最南端の愛南町の海での体験にまで広がり、農林漁業から生まれる「食」、そして環境も考えることができる団体にまで成長してきています。ここまで活動を継続し、発展させることができるのも、高大生スタッフであり、地域の方々であり、行政の方々の支援のおかげです。
 
 食育ネットは、子どもたちだけではなく、参加するすべての人たちが、笑顔になり、新たな発見や学びを得られる活動を目指しています。
このHPをご覧になって、食育ネットの活動に興味を持ったみなさん、食育ネットの活動に参加してみませんか?
 
Copyright (c) 2012 Ehime University. A syokuiku net. All rights reserved.
inserted by FC2 system