おっちゃんのうんちく

〜 ミニ八十八ヶ所って何? 〜

 
 

― 四国八十八ヶ所 ―

四国八十八ヶ所とは、四国にある弘法大師空海ゆかりの霊場です。この霊場をすべて 参拝すると願いが叶ったり悩み事が解決すると信じられていました。この四国八十八ヶ所を 巡礼することを四国遍路(しこくへんろ)あるいは単に遍路(へんろ)と呼びます。
遍路の習慣は、日本全国に広まりましたが、特に四国に住む人々にとっては、生活の中に 溶け込んだようです。
徳島県の一番札所「竺和山 霊山寺」(徳島県鳴門市)から香川県の八十八番札所「医王山 大窪寺」 (香川県さぬき市)までを巡拝すると約1,400Kmになります。 ちなみに、愛媛県には、四十番札所から六十五番札所までの26の札所があります。

― ミニ八十八ヶ所 ―

昔の人は、四国八十八ヶ所を徒歩で巡礼していました。すべての霊場をを巡礼するために、 1,400Kmを歩いて旅するにはにはとても時間が掛かります。 このため、貧しく遍路に行くことのできない人も多くいました。

そういった、貧しい人たちのために、他御寺を模した石堂を建てたり、四国八十八ヶ所から御砂を 集めたりしたミニ霊場を自分たちの住んでいる地域に作り、短い時間で巡礼ができるようにしました。 人々は、これらをお参りすることによって本来の『四国八十八ヶ所』をお参りしたのと同じご利益が 得られると信じていました。このような地域に作られた八十八ヶ所のことを『ミニ八十八ヶ所』 と呼びます。

ミニ八十八ヶ所は、地域に住む人たちが作ったため、いろいろな地域にできました。四国には たくさんのミニ八十八ヶ所があります。このことは、お遍路という習慣が四国に住む人の生活に 深く根付いていたことを表しているかもしれません。なお、その多くは、明治時代の町村単位で 作られており、全てをまわることで、地域巡りの意味もあったようです。

内子町のミニ八十八ヶ所は、からりの向かいの公園の一番札所から始まり、商店街の中や街中を 見下ろすところなどいろいろなところにありますが、すべてを1日で回れる範囲にできています。

おっちゃんの住んでいる地域(旧立川村)にも、(内子町のとは別の)ミニ八十八ヶ所があります。こちらは、 内子町よりは少し山に入ったところにあるので、全部回るのに2日以上かかります。おっちゃんの ところのミニ八十八ヶ所の地図は、みんなが何度か体験で泊まった、公民館の前にありますが、 気が付いたかな



 
 
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