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[建長寺、鎌倉の町]

【建長寺】

今回、愛媛から参加したメンバーの多くは、鎌倉も建長寺も初めてのメンバーが多いので合宿活動に参加 した者から見た、建長寺、鎌倉の町そしてお寺の生活をレポートしてみたいと思います。あくまでも、 素人が見たものですので、詳細を知りたい方は、建長寺のHPやWikipedia、観光ガイド等で確認してください。

境内・建物など

建長寺は古いお寺なので、境内には昔からの建物がいくつかあります。多くの建物が、文化財に指定 されているとても大切なものです。



総門

建長寺の入り口、「総門」です。この門の奥が建長寺の境内になります。




三門

総門を少し入ると、「三門」と呼ばれる大きな門があります。 門の2階には仏像が沢山あるのですが、普通は中に入ることができません。正面に、お寺の 名前が書いてあります。

昨年の建長寺合宿では、特別に2階に上げていただき、中を見学させていただきました。 ちょっと怖かったけど、とても眺めはよかったです。




鐘楼

総門を入ってすぐのところに大きな鐘があります。国宝のようですが、 大晦日につくんでしょうか?




境内

三門を過ぎて奥へ進むと、「仏殿」と「法堂」という建物が見えてきます。 法堂は中が講堂のようになっていて、夜 「法灯会(ほうとうえ、懺悔式)」という 過去の悪いことを仏様に許してもらう儀式を行いました。 法堂には、仏様がおまつりされていて、参拝することができます。 この周囲には、いろいろな木が植えられていて、合宿の時はちょうど梅の花が咲いていました。




庭と方丈

法堂を過ぎてさらに奥に、みんなが合宿する建物があります。棟続きに「方丈」という 建物があり、ここで坐禅をします。方丈の前はきれいな庭園になっていました。




建長寺は、緑に囲まれた中にあります。奥に行くとりっぱな竹やぶがあり、 昨年、一昨年の合宿では竹やぶから竹を切り出して自分たちで使う食器を 作る体験もしました。


 

お寺の中

活動をする建物の中を見てみます。ここは、普通に建長寺を訪れた人は 入れません。ここで体験活動をするのは、実は貴重な体験なんですね。

應真閣大広間で寝ます

「應真閣」という畳敷きの広間です。2部屋に分かれていますが、襖を取り払うと 大きな1つの部屋になります。日本の建物は便利にできていますね。 夜はここに布団を敷いてみんなで寝ます。大広間に布団を敷いてみんなで寝るというのは、 合宿の醍醐味ですね。



應供堂炊事場

「應供堂」という板の間の部屋です。食事をしたり住職のお話をお聞きしたりする時に 使いました。 調理もこの部屋で行います。隣には、炊事場があり、火を使う調理(炊飯、煮炊き) や使った後の食器を洗ったりします。




應供堂前の廊下

広い廊下には、色鮮やかな赤い絨毯が敷いてあります。應供堂の奥には、お風呂があります。 看板読めますか?「室浴」ではありませんよ!

 

【鎌倉のまち】

鎌倉の町に出てみました。今回愛媛から来たメンバーは、北鎌倉駅と建長寺を往復したので、 鎌倉駅の方へ行く機会がない人もいたようです。残念でした。 有名な鎌倉大仏はちょっと離れたところにあるので建長寺合宿に参加しても行く機会は 残念ながらあまりありません。


鶴岡八幡宮の参道と平行して、鎌倉駅まで行っている「小町通り」を あるいています。土曜日なので、参拝や観光に来ている人がたくさん いました。いろいろなお店があるので、歩いているだけでも楽しいですね。




鎌倉駅を過ぎて少し行ったところにこんなところがあります。 鎌倉も農業をしている人がいるんですね。どんなところでしょうか?



帰りは参道を戻ってきました。途中、こんなお店が... 鳩サブレー本店!ではなくて、「豊島屋」本店です。 中には鳩サブレー以外にもいろいろなものを売っていました。



鶴岡八幡宮の大鳥居が見えてきました。さて、建長寺と鶴岡八幡宮はどこが違うのでしょうか? 建長寺は仏教で仏様を奉っています。一方、鶴岡八幡宮は、神道で神様を奉っています。 神様と仏様、本来は全然違うのですが、日本ではどちらも大切にしています。だって、苦しい 時は、「神様、仏様」って言うでしょ(^^;;(神様、仏様ごめんなさい)。


鶴岡八幡宮の境内です。階段の上の方に本殿があります。階段の左には、有名なものが ありました。




本殿へ昇る階段のちょっと手前に、「舞殿」という赤塗りの建物があります。 名前の由来、知っていますか?
何かをやっているようです。

 

【おてらの生活】

建長寺合宿で体験したことがお寺での生活のすべてではありませんが、 普段とはちょっと違うこともありますし、普段でもやっていきたいことも あります。その様子を少しみてみましょう。

お経


お寺といえば、「お経」です。お経は、あまり馴染みのない言葉で書かれていて、 読み方も独特ですが、とてもよいことがいっぱいかかれています。
お経はいろいろな種類があります。食事の前に読むお経、食事の後に読むお経など 普段の生活の中で読むお経も沢山あります。建長寺の住職に内容を教えていただき、 合宿では沢山お経を読みました。

お経は姿勢を正して、大きな声で読みます。
食事の前や後に、食事をいただけることに感謝してお経を読みした。



食事

食事も修行ゆっくりでも最後まで

食事は、「他の命をいただくということ」教えていただきました。 大切な「命」をいただくのですから、お話したり遊んだりせずに 一生懸命いただきます。
食事は應供堂の板の間に茣蓙を敷いたところで正座していただきます。 最近は、正座する機会はほとんどないので、長時間正座していると... 御代わりに行くとき、注意が必要かも。



おつとめ

おそうじしましょう朝のおつとめ

お掃除もお寺では修行の一つです。障子の桟も、本堂の廊下もしっかりと雑巾がけします。



坐禅


建長寺は、「禅宗」のお寺なので坐禅という修行を行います。
本堂にみんなで並んで、坐禅の姿勢をして心を落ち着かせます。 きょろきょろしてはいけませんよ!


坐禅中は、お坊さんが警策という棒を持ってゆっくりと回っています。 本来は、集中力がなくなった修行者に警告するものですが、合宿では、 自分から希望して警策していただきます。




住職のお話


修行を積んだ住職は、ためになるお話を沢山知っています。お寺での合宿では、みな静かに 住職のお話を聞きます。




夜の法堂法灯会

法灯会(懺悔式)は、お寺での生活や修行とはちょっと違いますが、特徴的な儀式です。 懺悔紙という紙に、過去の悪かった行いを書き、仏様に許しを請います。 場所は、法堂で行います。



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